2014年08月01日

言動は投影される‐2


こんにちは、高津和彦です。

前回「言動は投影される」について話しましたが、
先日、また別の視点からそのことを認識する出来事がありました。
今回は「言動は投影される」第2弾として、そのことについて述べます。

**************************************************

ベストスピーカー/ベストプレゼンのセミナーでは
まず最初にビデオ撮りをして、自己客観チェックをする。
テーマは「自己紹介」。
ビジネスマンなら様々な場面でしなければいけない一番身近、かつ一番重要なプレゼンだ。

受講者全員が1人ずつ順番に行っていく。
以前からうっすら感じていたのだが先日のセミナーの時に強く再認識したことがある。
それは「前の人の話を踏襲する」ということ。

まず最初の人が「年齢」と「家族構成」について話した。
すると次の人が、家族のことを話し始めて少しして、
「あっ、忘れてましたが、年齢は41歳です。」と言った。
別に僕は、年齢を言ってなど一言も指示してない。
何でも好きなことを言っていいよと言ってるにもかかわらず。

ここで皆さんは「あぁ、この前聞いた鏡理論。
"鏡"のように相手側に映されるって現象ね。」と言うかもしれない。
が、僕はそんなことをここで話そうとしているのではない。


そもそも、プレゼンテーション、スピーチの最大目標は何?

「聞き手の印象に残ること」だ。
もっというなら、全体の中で1番をゲットすることなのだ。
ならば、前の人と同じことを言ってどうする。

前の人の言を踏襲することは、その人を際立たせることにはなっても、
あなたは「それ以外の一塊」となってしまう。
自分で自分を「その他大勢」の中に没入させてどうする?

「そ、そんな、そこまで極端に厳しく考えなくっても、まあいいじゃないですか、先生」って言ってるあなた。

プレゼンは1人を選び出すためにやってもらうのです。

建設工事の入札で、両社とも素晴らしいからここはひとつ2社一緒になって頂いて〜!
A君もB君もすごくステキだから、どちらも私と結婚して〜!

ありえない!

1社を決めたいのだ。1人を決めたいのだ。

他の人と違うことを話し、他の人に自分の言動が投影されるぐらい話しましょうよ。
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 印象に残る自己紹介

■話し方セミナー / 【ベストスピーカー】 1日集中の少人数制講座/個人レッスン  東京・大阪・名古屋

■プレゼンテーションセミナー / 【ベストプレゼン】1日集中少人数制講座 東京・大阪・名古屋