2014年06月13日
近年日本文化論‐2
こんにちは、高津和彦です。
東京オフィスにグランドピアノを置く際に感じたことを、前回、文化論的視野からお話しました。
今回も、引き続きの一分析です。
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東京に入れるグランドピアノの機種選定にメーカーのショールームに行った。
何台ものピアノをピアノを試弾、約1時間。
弾き終わって、付かず離れず僕の音を聞いていたショールームの女性スタップと話をした。
「こんな一等地にたくさんのグランドを置いて、誰が買われるの?
置かせてくれるマンションはほとんど無いのに」から話が発展して。
彼女曰く。
子供のころ、自分も含め、誰でもピアノを習っていた。周りにたくさんいた。
しかし大人になって、家や店にピアノがあっても「あっ、ピアノ、弾きたい!」
という人はほとんどいない。
僕は言った。
「それは、音楽ではなく、"音が苦"(オンがク)にしてしまったXX音楽教室の結果じゃない?」と。
そして、中には自分で弾くピアノを買うのに自分で試弾をせず、
「あなたが弾いてください」と係の人に言って、人の弾くピアノの音を聞いて決めていく人もいると言う。
「えっ、……!」
でも瞬間、僕は「あっ、そうか、人が弾いて機種の差を客観的に見るのもアリか!」と考えた。
それで僕も、「じゃ、あなたが弾いてみてください」言うと、そのスタッフは、
「いいです、いいです…」と言って言葉を濁し、結局弾いてくれなかった。
ふぅ〜っ。
前に出ないんだなぁ。
これは日本人の「人前で話をするのイヤ」と同じ精神構造なのかもと思ってしまった。
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 東京オフィス
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